明日から国立新美術館で始まる『光 松本陽子/野口里佳』の内覧会へ行ってきた。野口さんの作品は、<フジヤマ>から始まり、<星の色>、<太陽>、<マラブ>、<無題(アニカ)>、<砂漠>、<水をつかむ>、<星>、<飛ぶ夢を見た>、<飛ぶ夢を見た2>、<虫と光>、<日食(武漢)>という流れになっている。
オリジナルプリントでこれほどのボリュームのある作品を見たのは今回が初めてということもあり、野口さんの作品の持つ力に圧倒された。「音のない世界」と評されていたように、野口さんの写真を前にすると、どこか遠くの世界に連れて来られてしまったような感覚に陥る。全く暴力的ではなく、どこかへトリップしてしまう。つまり、極限まで追い込んでトリップするのではなく、極限まで突き放されてトリップする感じ。フジヤマの写真を見ていても、それはあの行列ができている富士山では決してない。しかし、冷静に見ればどの作品も特異性はなく、でもそこには全く日常性も感じない。表面的な表現にしかなっていない他の作家と明らかに写真の強度が違う。
それと、新作である<日食(武漢)>という作品は中国武漢で撮影された日食。野口さんは、今回の皆既日食をどのように体験したのか今度お会いした際には是非聞いてみたい。
Tuesday, August 18, 2009
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